女の子
帰りの電車で
小学生くらいの女の子が席に座ると
マスクの下で歯をくいしばり
ヒックヒックと肩を揺らし
今にも泣きだしそう
一生懸命に堪えながら
涙が流れないようにふいてていて
声をかけようか？と思ったが
一生懸命に耐えながら
肩を揺らしていたので
見守ることにしました。
降りる駅が同じだったり
泣きだしていたら
声をかけていたかもしれない
降車してゆく女の子の後ろ姿を
見つめながら
その子が泣いていた理由は
わからなかったけれども
子供達を護れるか！
と問われた気がした。
頑なは続々と剥がされて
いだける意志氣へと向かうには
帰り道のポスターに
磨こう。人は美しく生まれている。
と眼にとまる。
吾磨きつづける心
恩返しにつながると信じて。
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