偏った古きを閉じ新しきを開く
心の発見〜あとがき〜
人間の、一人ひとりの心の中に存在している偉大な仏知、神性を詳述し、人類が物質至上主義の愚かさから目を覚めることを期待しているものである。しかし、こうした期待の心を持つものは、1人私のみではあるまい。
生命は、あの世とこの世を転生輪廻し続け、本体を中心に5人の分身から成り立ち、交互にこの現象界(現世)に魂の修行に来る。
そして私たちのその目的は、地球上にユートピアを築くことなのである。
感情、理性、智性、本能の調和を『八正道』その正法によって計り、神理に伴った生活の中から、人間の魂より高い次元に進化させて行く、そのことが神物の子たる私たちの使命があることを自覚せねばならない。
私たちの人生は、この世限りではない。
あの世との間を、永遠に転生輪廻している生命の流転である。
そうした事実を、人々が本書によって知識として知り、その心が正しい法則に従っての行為となり、現在より、より高い次元の『調和ある社会』 を築くためこの人生を実践してくれれば、私の願いはこれにすぎるものはない。
心の扉を開いていただきたい、人々の。私の念願はこれのみである。
安らぎと調和の心を悟り、人類が闘争と破壊の動物的本性を捨て、神仏の子としての自覚を持ち、より良い社会を築くための一助となるならば、本書の目的は果たせるのである。
著者 高橋信次 1970年
52年前の本 心の発見より。
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