月の繭
物語のキヲク
宇宙の果ての封印された場所
だと思っていたその場所は
月の子宮
純粋な赤子は子宮の中に
沢山の繭で連なり
スヤスヤと眠っている
地球の意志氣
星々の念
宇宙の彼方から
様々な種族 様々な形、意識を携えた
繭の中の赤子をみていると
いつも涙が一筋流れ
いつも微笑んだ
繭の入り口
あの小さな空間穴からは
吐き捨てられるように送られてくる
純粋な魂の護り場所だった。
繭側から出ることは出来ない
その赤子達の様子を見守り
美しい寝息の
繭の中の珠子達と共に
何兆年だろうか
長い長い時を共にして
暗闇の中にいたのだ。
その子達が
瞳を開ける所を見たことはない。
スヤスヤと眠り時を待っている。
私は 心の疼きといつも戦っていた。
真理をしらないがゆえに
何故純粋な赤子を切り離すのか?
理解出来なかった。
しかも、外の世界のことを知らないがゆえに
何故だ!と強く心を濁してしまい
また、矛盾して
穴の外に興味を抱いて願っていた
あの外の世界を見てみたい...と
願ってしまったのだ。
欲求と護りのバランスが崩れた
その想いは 赤子達を裏切ってしまった
という 罪悪感に変わり。
壊れていったはじまり と同時に
苦難から学び成長してゆく始まりでもあった。
数億年では効かないくらいの
意志氣の変動を振り切れるまで体験して
意気消沈した先に
何故、願いと希望と護りの気持ちが溢れたのかを知ることができたのは、キヲクを忘れていた地球体験の中でやっとわかった。
珠子の意識を持つ方に
伝えて頂いたコトバば
『諦めかけそうになったけど信じて待っていた…』と。
失敗や苦難、後悔さえも糧にして
成長できる時代にきた。
すべての体験は必要だった
と思えたのは最近だ。
この世界の葛藤をつくりあげた
我が心を整える。
世の中をみて
混乱のように見える世界でも
魂の中では
やっと珠子達は瞳を開き
穴を飛び出し成長を進める。
世界へ羽ばたく姿を
観る事ができる時代がきたのだと
ホッとした。
愛おしい魂達 目覚めの時がきた!
いよいよ大進化の鐘が響き渡る
好きも嫌いもない成長へ。
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